なぜ、年をとると膝が痛くなるのか?
膝の関節は衝撃を吸収できるようにクッションが挟まっていて「半月板」といいます。半月板は、膝の内側と外側に2つあります。
また、関節が滑らかに動いてくれるように「軟骨」があり、水分やコラーゲンで作られています。
しかし、半月板や軟骨は年を重ねるに連れてだんだんすり減ってきます。そうすると膝の関節を作っている大腿骨(太もも)と脛骨(すねの骨)の間隔が狭くなり、直接骨同士がぶつかり合うようになって痛みが発生します。
すり減った軟骨で分解された物質が炎症を起こすことで痛みを出す場合もあります。
このようになってしまった膝関節を「変形性膝関節症」といいます。
スポーツなどで半月板や膝関節の回りの靭帯を痛めたことのある人や肥満の人は、変形性膝関節症になりやすくなります。
また、ぶつかり合う場所にトゲ(骨棘)のようなものができた場合もなりやすくなります。
痛みが起こる最初のサイン
最初は、
- 座っていて立ち上がった時
- 階段の上り下りの時
- 歩き出した時
などに“ズキッ”と痛みが生じ、だんだんと痛みがひどくなっていきます。
最終的には、横になっているだけでも痛くなってしまいます。
治療法
- シップ
- 痛み止め
などを続けていても良くなりません。
ただマッサージするだけではダメです。
内視鏡手術や人工関節置換術などをおこなった後、良くならない場合もお越しください。
絶対やってはいけないこと!
①痛いのに無理して運動をする
最初に“しっかり動いて膝を支える筋肉をつけましょう”といわれます。
それを信じてまじめに痛いのを我慢してウオーキングやランニングなどを続けてしまうと良くなるどころか悪化への道を突き進むことになります。
確かに太ももの筋肉(大腿四頭筋)を鍛えることは大切ですが無理してはいけません。
だったらどうしたらいいの?
- プール(水中)でのウオーキングや水泳
- 仰向けで足を上げ太ももを鍛える運動
など、痛みがかからない運動をおこなってください。
高齢の人も大丈夫です。週に2回以上運動を続けることによって必ず筋肉量は増えて痛みも減ってきます。
痛みに負けない体づくりをしていきましょう。
②サプリメントに頼り過ぎない
“毎日サプリメントを飲んでいるから大丈夫”なんて思っていませんか? “こんなにいい成分が入っていますよ”なんて、残念ながらサプリメントの有効性はほとんど証明されていません。
③姿勢が悪いまま放っておく
姿勢が悪いまま放っておくと、膝に負担がかかりやすくダメージがたまっていきます。
姿勢の簡単なチェック法は、立ったまま壁に背中をつけて、
- 踵
- お尻
- 後頭部
が、壁についていればOKです。
もしも、違和感や壁についていなければ膝に負担のかかる姿勢になっています。
なごみ整骨院へ!
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なごみ整骨院でございます。