立ちくらみとは?
急に立ち上がった時に起こる軽いめまいやふらつきのことをいいます。
「起立性低血圧」の症状の一つで脳の血流や血液の量が減って酸素が不足した状態(脳貧血)で起こるものです。
重力が地球にはあるため血液はもともと下半身にたまりやすくなっています。
長い時間、体を動かさない状態を続けることによって脳貧血の状態を余計に作り出しやすくなります。
立ちくらみは、
・椅子から立ち上がる時
・横になって寝ていて起き上がる時
におこります。
立ちくらみの原因は?
●食欲不振
3食きちんととることが理想的ですが、食欲不振の時は水分を摂取するだけでも血管や脳に酸素を行きわたらせることができるため水分補給はしっかりとしておいてください。
●ストレス
精神的なストレスを感じると交感神経が優位になって、筋肉が硬く緊張してしまいます。
そういう状態になると、脳に酸素や血液が行きにくくなってしまうため立ちくらみを起こしてしまいます。
●血圧
低血圧の場合、
心臓から血液を送り出すポンプの力が弱いため、立ち上がった時に脳内の血液が低下して立ちくらみを起こします。
酸素や栄養素を運ぶ血液が体のすみずみまで届くのに時間がかかるため、目覚めが悪かったり、食欲がなかったり力が出せなくなります。
●筋力不足
普通の状態だと脚の筋肉がポンプのように働いて静脈血を上半身に送り出しています。
その働きが弱くなると血液は上半身へ押し戻せなくなり下半身に溜まってしまいます。
そうなると、上半身は血液不足になり立ちくらみが起こってしまいます。
立ちくらみを伴う病気は?
●脳梗塞
前兆として、「立ちくらみ」や「目眩(めまい)」を起こします。
原因は、
脳の血管が詰まることで血液が滞ってしまいます。
小脳梗塞や病気の初期の段階だと目眩(めまい)そのものも軽いためすぐに改善してしまうケースもあるため注意が必要です。
●自律神経失調症
原因は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れるため起こります。
体の色々なところに影響を及ぼします。
症状は、
・体がだるい
・食欲がない
・めまい
・立ちくらみ
などです。
そのほか、
・動悸(どうき)
・頭痛
・のぼせ
・吐き気
・胃もたれ
・便秘
・下痢
などから病気が発覚することもあります。
●事故
立ちくらみや目眩(めまい)のため転倒してしまい、骨折など二次的なケガをすることもあります。
対処法としては、
・あわてて急に動かさないこと
・ベルトやボタンなど衣服を緩めリラックスさせる
めまいについて詳しくはこちら
この記事に関する関連記事
- 過眠症について!
- 自然治癒力について!
- 耳の日常に潜む危険について!
- 耳の役割について!
- 耳のケアについて!
- 耳からわかる体の不調について!
- 耳あかの役割について!
- 睡眠時無呼吸症候群は肥満にならないよう注意が必要です!
- 睡眠不足を解消するには!
- 自律神経失調症による「めまい」について!
- 脳が不快の刺激に反応する細胞によりストレス状態に!
- 精神のバランス・不眠など身体の機能をセロトニンがコントロールしています!
- 気象病になると自律神経が乱れ体調不良になります!
- 夏のエアコンによる睡眠不足で自律神経が乱れます!
- 季節性うつは気分が落ち込んで自律神経が乱れます!
- 呼吸の量を増やし副交感神経の働きを良くしましょう!
- 冷房病が原因による自律神経の乱れに気をつけて!
- 自律神経の乱れでも冷え性になってしまいます!
- ストレスを軽減させるメンタルケアと注意点!
- 脳が不快の刺激に反応する細胞によりストレス状態に!
- 交感神経が優位の時の体への影響について!
- 自律神経失調症は副交感神経を優位にすることが大切!
お電話ありがとうございます、
なごみ整骨院でございます。