温泉で睡眠改善
・人間の体温は1日の中で上がったり下がったりしていて、一番高い時と低い時を比べると1℃くらい変動しています。
・昼間は活動しているため高く、夜は自然と少しずつ低下することによって眠気を感じ深い眠りを得ることができます。
・入眠時に適度に体温が下がると眠りに入りやすくなりますが、入浴は体温を下げるのに効果的です。
・入浴することによって血管が拡張し、温まった血液が全身をめぐるために体温は上昇し、血管はしばらく拡張したままになるため、高まった体の熱は体外に放散されやすくなります。
・入浴後は、放熱が生じるためちょうどいい具合に体温が低くなっていきます。
・放熱によって体温が低下していくと眠気が生じ、スムーズに眠りに入りやすくなります。
温泉が身体に良い理由
入浴により浮力が働き水中で感じる体重は1/9位になります。これにより全身を支えていた筋肉の緊張がほぐれ、水圧がかかることにより血行が良くなりマッサージ効果もみられます。
ぬるめのお湯は、副交感神経を優位にしてリラックスを誘います。
熱めのお湯は、交感神経を優位にして心と体を目覚めに導く効果があります。
温泉にはその地域や源泉によって、硫黄や炭酸ガスなどの様々な成分が含まれています。
治療効果のある温泉水は主成分により11種類に分けられていて、それぞれが体の様々な症状に効果があることが医学的にも証明されています。
温泉地のような普段とは異なる環境に身を置くことで、日常のストレスから解放されることを「転地効果」と言います。
温泉の他にも山の木々の香りや潮の香りを感じたり、風景を楽しんだりすることなども「転地効果」です。
ストレスの多い現代社会では、特にその効果に期待が高まっています。
飲泉は温泉と同じ効能があります!
ヨーロッパの温泉地では、温泉医が駐在し、飲泉がおこなわれています。
温泉医の診察のもと、その症状にあった泉質を見極め処方箋が出されます。
そこに書かれている温泉水を決められた時間・量で飲むことは「バルネオセラピー」と呼ばれています。
ドイツでは、温泉には野菜と同様のミネラルを含んでいると言われています。
飲用することで温泉に含まれる様々なミネラルが内臓の粘膜からそのまま吸収され、高い効果を上げることが期待されています。
・飲用の許可があることを必ず確認し、できる限り温泉療法医の指導を受けます。
・飲用には温泉湧出口新鮮なものを用いて、1回の量はコップに一杯程度です。一日の量は、200~1000mlまでです。
ただし、酸性泉やナトリウム塩化物泉などは、泉質濃度によって減量や希釈をします。
・一般的に飲泉は、食前の30分~1時間前または空腹時にしてください。夕食後や就寝前は避けてください。
・鉄泉・放射能泉・ヒ素・ヨウ素・臭素を含有する温泉は、必ず飲用の許可を確認してください。
・これらの飲用直後には、お茶やコーヒーは飲まないでください。
温泉の正しい入り方
・入る前にかけ湯をしてください
体の汚れを洗い流してから、かけ湯をして温度に体を慣らしてください。
・半身浴から始めてください
入浴は、半身浴から始めてください。浴槽のふちに頭をのせ体を浮かせて横たわるのもおすすめです。
・長湯はしないでください
汗ばむ程度になったら浴槽から出て、一休みしてください。それからまた入ることを2~3回繰り返してもいいです。
・浴槽で手足を動かしてください
体が慣れたら浴槽内で手や足の筋肉や関節を動かしてください。
・浴室から出る時にシャワーは浴びないでください
体をタオルで軽くふく程度にしてください。せっかくの温泉の薬効成分が流されてしまいます。
<注意点>
1.入浴前と入浴後は水分補給をしてください。
2.ぬるいお湯にゆっくりと入って下さい。温度は、42℃までにしてください。
3.入浴は、一日に3回くらいまでにしてください。
4.入浴後は、必ず30分以上の休憩をしてください。
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