老眼とは?
老眼とは、加齢によって目の調節力が低下してくることです。
老眼の症状は?
・ピントが合わせづらい
・小さい字が読みづらい
・薄暗いところで見えづらい
水晶体の調節力とは?
近くのものを見る時は、水晶体が厚くなり、網膜(もうまく)上にピントが合うように光を大きく屈折させます。
この水晶体による光のピント合わせのことを調節力と言います。
老眼のセルフチェック!
①人差し指の腹を手前に向けて目の直前にかざします。
②人差し指を手前から少しずつ遠ざけていきます。
③人差し指の指紋(しもん)がくっきり見えるところ(ピント)が合うところがあらわれます。
そこが、「近点」になります。
一般的には、人差し指の指紋が見える距離(近点)が30cm以上離れると老眼鏡が必要になります。
近点距離とは?
<近点距離に対する目安の年齢>
・40~45歳 30cm
・46~50歳 40cm
・51~55歳 60cm
・56~60歳 80cm
・61歳以上 80cm以上
●見たいものまでのピントを合わせたい距離
・手芸 20cm
・スマホ 30cm
・本やメニュー 40cm
・ノートパソコン 50cm
※ 医師の診断が必要な方
・目の病気がある方
・左右の度数が大きく異なる方
・近視が強い方
・乱視が強い方
などは、この方法ではチェックできませんので医師の診断を受けてください。
老眼の予防法は?
老眼にならないよう目の筋肉を鍛えて予防しましょう。
①目を閉じたり開いたりする体操
目をギュッと閉じる。
次に、閉じた目をパッと開けて2秒間そのままキープします。
②近くと遠くを見る体操
ペンなどを持って腕を伸ばし、3秒くらい見る。
次に、外の景色で遠くを見る。
③眼球を回す体操
顔は動かさないで、眼球だけ回す。
8か所を見るように回します。
上 → 左斜め上 → 左 → 左斜め下 → 下 → 右斜め下 → 右 → 右斜め上
反対側からも回す。
①~③それぞれ3セットおこなう。
パソコン作業などをしている時は、1時間に1回程度おこなうことがおすすめです。
水晶体の厚さを調節する毛様体を鍛えることで、目の老化を予防したり、進行を遅らせることが可能です。
スマホ老眼とは?
スマホ老眼は、20~30歳代でも発症します。
<老眼との違い>
老眼は、
加齢に伴って目の調節機能が衰え、近くのものにピントが合いにくくなる状態になります。
<スマホ老眼>
近距離のスマホを見続けることで毛様体筋が固った状態が続き、老眼と同じようにピント調節ができなくなります。
長時間のスマホの使用で、近くにピントが合ったままの状態が続くと、遠くを見ても調節力が低下しているため見づらくなります。
そうした調節の緊張状態が続くと、調節力そのものが低下し、近くも見づらくなってしまいます。
スマホは、ゲームなど近い距離で長い時間細かい文字を見続けるため、目への負担が大きくなります。
スマホ老眼の対策は?
・スマホを目から30~40cm離して持ち、視線をあまり下げないようにして画面を見てください。
・目の周りを温かいタオルなどで温めて血行を良くしておいてください。
お電話ありがとうございます、
なごみ整骨院でございます。